コロナの一年、大変お疲れさまでした
(2021年12月・第526号「風の子だより」より)

 今年も一年の終わりがやってきました。一年があっと思う早さで過ぎ去っていきます。そして また、一つ年を取ることを意識させられます。今年は、新年からコロナで始まり、コロナで年末を 迎えました。このため保育園では、行事や活動を縮小したり中止をしたりして、子どもたちも  職員も日常生活を楽しむことができない残念な一年でした。特に五歳児のぞうさんは、園生活最後の一年だけに、昨年に引き続いて年間行事が簡素化されてしまったのには、気の毒な思いです。

 さて、この間、新聞やテレビでは飲み食いする飲食店が客がなく大変に困っているという報道がしきりにされました。また市民の声として、家にこもってばかりなので息が詰まる思いだと訴える人たちの声が何度も紹介されていました。それは外に遊びに行きたい、買い物に行きたいという 訴えです。

 しかし、これらは市民生活として一般化しているのでしょうか。今から30年前までを振り返ると、人々の生活はもっとつつましい、質素なものでした。今の園児たちのおじいちゃん、おばあちゃんの時代です。その家族生活の流れが今日まで影響しているはずです。外での飲み食いを頻繁に行なったり、休日には行楽や買い物によく行くということがそれほどあるとは思われません。もしあったとしてもごく一部の人たちといえましょう。マスコミは、大変おおげさに報道しますので  注意が必要です。一般の市民は、もっと地味に生活しているといえます。

 年末に入って、コロナの第6波が恐れられています。この寒い冬が大きな要のようです。どうぞ ご家族そろって、元気に新年を迎えられるようお祈りしたいと思います。

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