コロナウイルスの困難を乗り越える
(2020年9月・第510号「風の子だより」より)

 今年の梅雨は永い毎日の雨で、各地に水害が起きるほどでした。その梅雨が明けると猛暑が続き、何とか生きているという状況です。そうした毎日が、コロナウイルスの第二波の中で、社会生活が益々やりにくく複雑になっています。

 園の関係の活動も、例年と違って行事や催しを中止し、事業や職場の会議や研修も殆どが取りやめになっています。行事では、五歳児園児の最後の楽しみだった一泊二日の琵琶湖キャンプや、児童館学童児の夏の楽しみである二泊三日のキャンプも中止になりました。

 また8月の最終土曜日、恒例の夜店まつりも、人の密集を避けるため早々に中止を決めました。各ご家庭でも、コロナ感染を予防するために、外泊や外出を控えた生活をされていることでしょうから、本当に楽しくない今年の夏と言えます。

 秋の運動会も、どうすべきか議論を重ねているところですが、今のところ全体を短縮する形で実施しようかと考えています。市内小学校の運動会も恐らく変化があることでしょう。

 さて、コロナウイルスの感染の危機が、これからもまだまだ続くのか、まったく分からない状況です。この秋はどうか、この冬はとうか、来年も続くのかと、不明なままで夏が終わります。国民すべてが不安で正常でない気持ちで生活するわけですが、ここで確認するの75年以前の戦時中の国民生活です。

 食べ物も十分になく、何時空襲があって死ぬか分からないという不安の中での毎日の生活がありました。

 今日と不安の内容は違っても、辛抱と緊張の毎日でありました。歴史は違った形と内容をもって、繰り返されます。そして、その困難もいずれ解決し、終了することも事実です。

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社会福祉法人 水仙福祉会