春が来ました
(2020年4月・第506号「風の子だより」より)

 暖冬ということで、今年は桜の開花が早くなっています。3月の日曜日に、万博公園に散策がてら行ってみましたところ、園内の桜並木が三分咲きでした。もうすぐ満開となることでしょう。

春は、色々な花が咲き、目を楽しませてくれます。万博公園では色とりどりのチューリップの丘が見事でしたし、また、ポピーの花が満開の山も素晴らしいものでした。

 いま社会は新型コロナウイルスの感染騒ぎによって、行動が制限され、閉塞状態です。人が集まれる所へは行かないよう、家にこもる状況に追いつめられています。大人も子どもも息が詰まる思いで暮らしていると思います。新型ウイルスについては、色々な発見がされています。このウイルスは、粒子が大変微細なもので人間の吐く息で広く空中に散布し飛んでしまうというものです。したがって一番大切なことは、窓を開け部屋の換気をよくすることで、部屋の中のウイルスを外へ出してしまうことです。狭い閉鎖された部屋で、何人かが過ごすことが最も危険なことと言われています。

 こうした中では、街に買い物に出るとか、遊びに行くとかではなく、自然の豊かな山を歩くとか、広い公園に出かけるとかして、おいしい空気をしっかりと吸っていきたいものです。前述の万博公園は大変広く、緑豊かで、「よくもまぁ、こんなすばらしいものを作ったものだ!」と感心させられる広場です。おそらく日本一の公園でしょう。この公園へ訪れた日には、沢山の親子連れが楽しんでいました。ボールなどの遊び道具を持って、芝生の上で走り回る子どもたちは、本当に楽しそうでした。

 今年の春は大変窮屈な日々となりましたが、工夫をして春を楽しんでいきたいと思います。「年々歳々花相似たり」、今年も自然は変わらず、私たちを迎えてくれます。

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