風の子の地域福祉活動
2015年6月・第449号「風の子だより」より

 私共の園では、乳児幼児の保育の活動以外に、地域福祉部という活動部署があります。余りPRしていないので、良く知られていないと思いますので、少し触れてみたいと思います。この部署には、5〜6人の職員が関わっていますが、その一つがご存知の「風の子児童館」です。ここは学令期の学童保育を行っています。主に、保育園の卒園児が対象です。現在33人の子が通っています。

 次に、「子育て支援センター」と言って、主に零才から3才未満の乳児を抱えた地域の母子を対象に、風の子保育園にて様々の育児支援の活動を毎日実施しています。これは以前から行っていますが、大変好評です。随分と遠方から通って来てくださいます。

 もう一つの柱は、「放課後等デイサービス」の仕事です。これは障がいのある学童児(小・中学生)に対する療育援助です。下校後や土曜日、また長期休暇等に個別のケアをしています。子どもによっては、日常の学童保育と共に生活することをしています。

 区の保健センターで1才半検診と3才児検診を行っていますが、そこでチェックされたお子様が紹介されてくるのが「ことばの教室」です。毎週二回実施していますが、多くの方に期待されている教室になっています。
 一般の小中学生を対象に「自然学校」というのがあります。これは年に5〜6回の頻度で、法人が所有している丹波の自然生活体験施設「丹波の家」に日帰りのハイキングに行きます。子どもたちに人気があり、1年生から参加した子は、高学年になるまで続いている状況です。

 このように色々な活動を展開していますが、いずれも地域の子どもたちのための福祉活動です。保育園は元来、地域と結びついて、地域に支えられ、また地域に必要な支援をする施設であります。その意味で保育園の乳幼児に対する通常保育は、地域の子どもを対象とする地域福祉活動の一部に過ぎません。地域の児童福祉問題は未だ未だ沢山ありますが、少しでもお手伝いできればと思っています。

園長手記ページに戻る  トップページに戻る
設置・運営主体
社会福祉法人 水仙福祉会