子どもの成長と衣服など
2014年4月・第435号「風の子だより」より

 子どもが生れてから学令期になるまでの6年間にかかる経費は、普段余り意識していないことですが相当に大きな額になります。

 そのうちでも、子どもの衣類、靴、帽子、バギーやベッドなどの持物、玩具などは、結構金額が張ります。子ども用の専門店などに行きますと、大人の用品と何ら差のない定価で売られています。

 特に、衣服や靴などは、子どもの成長によって数ヶ月で寸法が合わなくなってしまいます。着れなくなった衣服や、履けなくなった運動靴などは、まだまだ新品と変りない程の痛みのなさで、使えなくなってしまいます。

 何とも勿体ないことです。子育てされている方々のご家庭では、どうされていることでしょうか。昔は親戚同志で廻し合ったり、また知人友人関係で援助し合ったりしてきました。現在も、そうした人々はかなりありましょう。

 しかし、少子化の時代になり、また核家族化の時代ですので、簡単に手掛りがある人は少なくなっていることでしょう。こうした時代に合った助け合い活動が、今求められているように思われます。同じような生活にある保育園の保護者同志ですから、何か知恵を出し合っていけたらと思います。

 今年の3月には、30人の子どもたちが卒園し入学しました。その子たちの小さい時期の衣類やオモチャ、絵本など、次の人たちにバトンタッチしていく慣習ができたら、すばらしいことだと思います。

 こんな話を、以前オヤジの会の人たちにお話したら、大変興味を持たれ検討してみたいとおっしゃっていました。交換会のような形で実現したら、多くの方々に喜ばれることでしょう。

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