親子通園


「気持ちの通じ合う人間関係を築くために 〜子どもと関わるときに心がけたいこと

私たちは大人の側から子どもを見たり、自分のペースで子どもと接したりしがちです。一方通行の関わりになっていても、そのことに気づきにくいものです。気持ちの通じ合う人間関係を築くには、子どもを一個の人格として認め、子どもの立場に立ち、子どもなりの感じ方、考え方をする相手として理解し、共感に努めることが大切です。
また、「見る−見られる」関係のなかで、私たち大人が子どもの様子を見て心配したり安心したりするのと同じように、子どもは大人の態度や様子を見て、そこから影響を受けています。

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<子どもとの関わりで>

◆子どもの意思を大切にしましょう
手首をつかまず、手をつなぎましょう
子どもの後ろからついていくのではなく、一緒に並んで動けるように。
子どものほうからこちらに手をつないでくるように。
大人の都合で振り回さないように
声をかけずにいきなり手を引っ張る、抱きかかえて場所を移動するなど、子どもの意思を無視するような行動はひかえましょう。
「イヤ」という意思表示を尊重しましょう。無理強いをせず、何が嫌か、どうしてほしいかを表現しやすいように、子どもの声を聞く姿勢をもつよう心がけましょう。

◆止める時・叱る時には配慮が必要です
体罰を加えたり、子どもがおびえるような叱り方をしたりしないこと。声の大きさや言葉遣いも意識しましょう。
止めること、叱ることが全ていけないわけではありませんが、配慮が必要です。。
周囲の子どもがびっくりしないような仕方で。
子どもにとって恐怖感が先に立たないように。グイッと急に引っ張る、後ろから服をつかんで止めるなどすると、子どもは反射的に手を振り払い、すり抜けるようになります。子どもの前に回って体で抱きとめる、言葉でも言い聞かせるなど工夫しましょう。

◆視線や表情、態度、行動に気をつけましょう
話をする時は、子どもと目の高さを合わせましょう。
何を見ているのか、どんな気持ちで見ているのか。
行動の意味を考えましょう。
視線をそらす、よそよそしい、うろうろ動き回る、かん高い声をあげる、あえて大人に怒られるようなことをするなどの時は、嫌という意思表示ができない、困っている場合があります。 前後の状況をよく見ておきましょう。
怖い時、嫌な時にうまく表現できなくて笑ってしまうことがあります。

◆子どもがそこで聞いていることを意識して話をしましょう
子どものいるところで子どものことを悪く言ったり、愚痴をこぼしたりしないように。
込みいった話は、個別相談など別の場で話をするようにしましょう。
子どもを交えて、わかりやすく話すことも大切です。
いろいろなことを前もって、具体的に子どもに話しておきましょう。
トイレに行く時など、黙って場を離れるのではなく、一言声をかけましょう。
子どもは身近な大人の行動を気にかけています。「今から〜するよ」「お母さんは今〜しているから行けないけど、○○とここで待っててね」など。
近くにいる子どもが泣いているとき、「今〇〇ちゃん、□□が嫌だったんだって」「〇〇だから、大丈夫だよ」など、周りの状況をわかりやすく伝えましょう。

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<大人どうしで>

◆お互いに声をかけ合いましょう
周囲の人に手伝ってほしい時、子どものそばを離れる時など、わかりやすいように具体的に言葉で伝えたり、依頼したりしましょう。
大人同士で話をする時は、子どもがなおざりにならないよう、子どもの様子を見ながら。

◆物の取り合いを巡って
本人の立場に立って、相手に一緒に言ってあげるなど、上手に表現できないところは大人が橋渡しをしましょう。相手に気を遣うあまり、子どもの行動を強く止める・叱る・譲らせるばかりにならないように。
トラブルになることを恐れて、大人が先回りしすぎないように気をつけましょう。
子どもの状況を相手に伝え、互いの状況を理解しつつ対応を考えましょう。
場合によって率直に謝ることも忘れずに…子どもにとって、友だちへの関わり方、謝り方のモデルになります。
大人同士が知り合い、相手の状況がよく分かると、自然な無理のない橋渡しができます。

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<保育のなかで>

園での楽しい生活のため、お互いに気持ちよく園を使うために、次のようなことにご協力ください。

◆保育活動について
集まりや音楽活動など、全体の雰囲気が大切な時があります。子どもに無理のないよう、意思を確認しながら、みんなで楽しめるような雰囲気づくりにご協力ください。子どもが積極的に参加しない時は、まず大人が楽しみましょう。

◆園の備品について
おもちゃの片づけ、トイレのスリッパの整頓などにご協力ください。
おもちゃや備品はできるだけ長く使えるよう、大切に扱ってください。
消耗品、電気、水道など無駄のないように使ってください(場を離れる時は電気を消す等)。

◆事故防止について
設備や備品、使い方など、安全面でお気づきの点がありましたら、逐次職員にお伝えください。
巧技台遊びやクッキングなど、危険が伴う遊びは大人が見守ることが必要です。場を離れる場合、職員に声をかけるなどご協力ください。

◆お昼ごはんの配膳について
昼食時の配膳、片づけにご協力お願いします。

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社会福祉法人 水仙福祉会
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