グループ相談

◎過去のレポート
わが子の行動の変化と捉える視点について(2018年9月)

 少人数でゆったりとした雰囲気のもと、担任からの提案でそれぞれのお子さんの行動の変化を報告していただき、話をしました。保護者の方はわが子の小さな変化にそれぞれ気づき、その成長を喜んでおられます。
やっと母親を求め、甘えてくるようになってうれしい。こども園で職員にやさしく接してもらっているからだと思う。
言葉が増えた。やりとりが増えた。
自分から目を合わせるようになった。表情豊かに笑うようになった。
今まで人見知りをしていた祖父に甘えるようになった。
 子どもの成長はうれしい反面、意思が強くこちらの言うことを聞いてくれない、母親の状況をわかってもらいにくく、かんしゃくを起こすため、余裕がないと怒ってしまうといった話も出ました。また、急に怖いものが増えてくるなど、たくましく育ってほしいと願う父親には、成長と捉えにくいという話もあがりました。

 グループ相談に出ていた保護者みんなで、子どもの「怖い(暗闇、動物など)」という訴えに対して、どういう対応がいいのかを話し合いました。一般的には「大丈夫」「怖くない」と励ますことが多いが、「子どもが怖いというなら、大人にはそう思えなくても、受け止める方が良いのでは…」と子どもの立場に立ち、どうしたら安心してもらえるかを考えることもできました。

 最後にわが子の好きなDVDの場面に意味があるのでは?と、子どもの気持ちをより理解するためのヒントと考えたり、成長を支えるには「こちらのしてほしいことを繰り返し教え込み、できたことをほめる、ご褒美をあげるなどで誘導する」よりも、自発的にしたことを認めて一緒に喜ぶことや、「怖い」「イヤ」「しない」といった子どもなりの精一杯の表現をマイナスに捉えるのでなく、安心感や納得が得られるように受け止めることの大切さを再度確認することができました。

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