「子どもたちに教えてもらったこと」

 姫島こども園で働くようになり1年が経った。昨年度は初めての経験が多く、あっという間に過ぎてしまった。

 子どもたち1人ひとりにあった遊びの設定や、支援の方法など、どうすればよいのかわからず、戸惑う毎日。表情や視線、発声などで思いを伝えてくれているのに、うまく汲み取ることができないなど、子どもたちとの関わり方や保育の難しさを感じるとともに、悔しさで胸がいっぱいだった。

 2年目の今年は、毎日子どもたちと関わっていくなかで、子どもたちの好きな遊びや興味を見つけ、遊びを設定したり、1年間の子どもたちの成長していく姿に見通しを持って個々にあった支援を考え、実践したりできるようになってきた。昨年は緊張や遠慮もあり、先輩職員になかなか相談できなかったことも相談できるようになって、保育をするうえで職員の連携がいかに大切かを痛感した。

 話を重ねていくうちに、私ひとりでは気づかなかった子どもの成長、表情、仕草に気づかされることもあった。

 今年も研修などを通してたくさんのことを学び、子どもたちの心身の成長、発達を見守り、1人ひとりにあった支援を続けたい。

姫島こども園・保育士(平成25年入職)

第56号(平成27年7月発行)より

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