指摘/意見/苦情等 受付・対応記録


受付日
2022年8月3日
申出者
保護者
苦情等の内容
親子登園日に母親は久し振りに園に行ったが、プールで本人が何回も「今日の給食は何?」「お汁に何が入ってる?」等、聞いていた。それに対して職員の返答がなく、ある職員は本人のほうをチラッと向いたが何の声かけもなかった。ああいう光景を見ると、親子日でこれなら単独通園日はちゃんと見てもらっているのか不安。本人は嫌われているのかとも思ってしんどくなった。しばらくしてクラス職員が気づいて返事をしてくれて救われたがつらかった。
事実確認の状況
プールで泣いてる子どもや抱っこで入っている子ども、目が離せない子どものほうに職員も手いっぱいになっていた。本人が職員に聞いていることに気づいている人と気づいていない人がいたが、母親が指摘した職員は、本人が聞いているのはわかっていたが、自分に対して聞いていると思っていなかったと言う。職員同士の連携が取れていなかった。
対応状況
母親からの苦情の後、すぐにクラスの責任者と当該職員に話を聞いた。本人はプールを楽しみに登園していて、一人でプールに入り浮くのを楽しめる子であり、とうしも目の離せない子どものほうに職員の気持ちがいっていた。本人の問いかけに職員が自分に言われてるように感じていなかった。いつも言っている内容なので気に止めていなかった等、本人が自分のことを見てほしい、構ってほしいと思っているという視点がなかったこと等話し合った。
その後の経過
・経過
母親にはクラス職員がどう本人の問いかけを聞いていたのか、どうして対応が遅れのか、そもそも関わりが少なかったのかを当時の状況や職員の話を含めて報告した。職員に対してはプールでの職員の見方と本人の言わんとすることの意味、職員間の連携について話し合いを持った。
・顛末(結果)
母親はどうしても悪いほうに考えてしまうと言い、本人が職員や友だちと関わりたいと思うようになっているだけに職員にはしっかり見てほしいと話され、了解をいだだいた。
再発防止のための取り組み
・具体的要因
それぞれの職員が自分の見ている子どものことで一生懸命で、全体を見ている職員がいてなかった。また職員同士の連携が取れていなかった。
・改善策
クラス全体や個々の職員との話し合いを何度か持ち、特にプールでは見落とし等は事故にもつながるので、職員の体制や子どもを見る視点、理解、保護者の思いについて考える機会を持った。
・改善策の実践状況
子どもの訴えに向き合う姿勢やクラス職員はもとより、クラスを超えて、子どもや職員の対応等で気になることがあった時に率直に声をかけ合い、フォローし合えるようにクラスの話し合いや虐待防止委員会でも話をしている。


受付日
2023年3月8日
申出者
保護者
苦情等の内容
2月半ばからなじみの職員の姿が見えず、母子共に誰を頼りにしていいのかわからない。なじみの職員がいなくなって3週間くらい経つが、これからも休みが続くのか、または再び出勤されるのかも含めて教えてほしい。本人は直接訴えることはできないが、おそらく気にしていると思うので、きちんと本人にも事情を伝えてほしい。母親も本人のこと等、誰に話をしていいのかわからない。
事実確認の状況
なじみの職員が病気・入院してから休職しているが、きちんと母親や本人に話をしないまま、他の職員が療育に入っていた。本人がどのような様子で、どんなやりとりをしたかについては母親にも報告をしていたが、なじみの職員のことについては特に触れずにいた。本人にも話をしていない。
対応状況
翌日すぐに母親に謝罪の電話を入れる。母親からは「本人何も言わないけれど気にしていると思うので」と言われ、以前通園時代にも同じよりな事があったと聞く。また、「実際、本人にどう伝えたらいいのかわからなくて」と言われたので、職員から本人に母親と一緒に伝えさせてもらうと伝える。母親と打合せをし、なじみの職員の写真を用意し、本人にまずきちんと謝り、その後話をした。本人は写真をしっかり見たあと、職員の顔を見る、など話を聞いてくれている様子だった。母親もその様子を一緒に見ており、あらためで謝り、今後は本人にきちんと話をすることを伝えた。
再発防止のための取り組み
・具体的要因
職員の具体的な症状については伝えられないにしろ、休みの状態が続いている段階で、きちんと母子にお知らせすべきであった。伝えないまま療育を続けてきたが、不信感を招くことになったと思われる。
・改善策
職員が休みに入った時に伝えた後、休みが長びく場合には伝えられる範囲で現状についてきちんと報告をする。また.その際、本人の様子なども確認、母親からも聞きとりながら、母子共に安心できるよう心がける。
・改善策の実践状況
本人に謝罪と説明した翌週から、説明した職員を意識するようになった。母親からも毎回本人の様子を聞きとり本人にも確かめなから病育をしている。

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運営主体
社会福祉法人 水仙福祉会