グループ相談

「グループ相談2」(2015年1月)

 淡路こども園では毎週火曜日は母子通園の日になっていて、この日はクラス別のグループ相談やベビーマッサージ、親子クッキング、お誕生会など日によっていろいろなことがあります。

 11月のこの日は以前に通園で通って来られていたYさんの紹介で、タイの教育支援NGO「マレットファン(夢のたね)」の3人の方が見学に来られました。園内をご案内して子どもたちの様子、ベビーマッサージの様子などを見ていただきながら、淡路こども園の療育の意図するところをお伝えしました。

 マレットファンの方たちは、今まさに変動しつつあるタイの格差社会のなかで、「こども」への支援をするためには「こども」に関わる「大人」への支援が最も必要で、効果的ではないかという考えのもとに、困難な状況にもめげず子どものために必死に孤軍奮闘する各地の先生、保護者達を物心両面で支える役割を持とうとしています。しかし、厳しい状況のなかで、現実に思い当たる何人かの発達障がいの子どもたちを、「理解する」という余裕まではなかったと涙されていました。

 その後、めろん組のお母さんたちのグループ相談に一緒に参加していただき、交流を深めました。淡路こども園のお母さんたちは自己紹介をしながら、自分の子どものこと、今悩んでいることを語られ、また、お母さんたちの先輩に当たるYさん(お子さんは小学校3年生)は、まだ先の見えない幼児期に抱えていた様々な悩みをそれぞれのお母さんの発言と重ねて話されました。次の見学先への時間を気にされながらの短い時間でしたが、それぞれに涙を拭きながらの話し合いになりました。

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設置・運営主体
社会福祉法人 水仙福祉会